人生、それはわからん
最後から二番目の虚妄
.
冥/Amuro vs Killer
ゼノサーガの話
ムービーゲーである。
第一部ではキャラゲーとしても楽しめたが、
第二部ではリアルにし過ぎてそういうファンも離れた作品。
第三部ではちょっと持ち直す。
ゲーム性は高いとは言えない。一本道気味なコマンド式RPGで、
テンポはそこまで良くないのでスパーンと敵を倒す爽快感は無い。
ただし戦略性は問われる。
でも、僕はこのゲームにやたら感銘を覚えたのです。
心理学を学んでなきゃ確実に気付けないであろう隠されたテーマ!
それどころか理論物理学はもちろん遺伝子工学やら生化学やら
そんなのまで囓ってないと意味がわからない専門用語!複雑すぎるストーリー!
こりゃライトユーザーは支持しないわ……ってな要素がてんこもりなのです。
いきなり粒子の名前出されたって、それがどういう働きをするか解るはずがないです。
いきなり脳の部位名称出されたって、それが損傷するとどうなるか以下略
もうあれです、〝早くムービー始まらないかな〟状態です。
操作するの戦闘だけでいいよって感じ。いやもう全部ムービーでいいや。
あとU.M.N.やロジカルドライブと言った理論の一つ一つが未来的すぎて笑いました。
たぶん私の作るモノをSFにした一番の原因。
どっちかと言うと、バッチリ万人受けして成功してるモノよりもこういうの作りたいです。
わけわかんない単語萌え。(新ジャンル)
*
スターオーシャン3の話
ムービーが長かったりもするがムービーゲーと言うほどではない。
このゲームの戦闘の楽しさは異常。
たぶんエンカウント式アクションRPGの中で一番楽しい。
あとバトコレのマゾさも異常。
相変わらず今回も星の海には出かけない。
文句無しにキャラゲーでもある。
後々ディレクターズカット版が出た。
PS2で一番好きなRPGです。
わけわかんない単語はそこまで出てこないものの、理論を知ってる方が楽しめるのは確か。
SF入門者向けと言えなくもないかもしれない。
でも衝撃のラストのため、シリーズの中では最も評価が低いわけです。
明らかにSF慣れした人が作ったシナリオなだけに、
SF慣れしてない人にはそのまま捉えられたわけですね。
多次元構造論は基礎の基礎、波動力学とかコペンハーゲン解釈とか
それさえ知ってて当然……なんて、そんな感じで書いちゃうと
作者が本当に伝えたいことはマジで全く伝わらないわけです。
少なくとも上の三つはSO3のラストを理解するのに必要な知識でした。
これは、その具合を落とすと単に物語全般にとっても成り立ちます。
携帯小説で感動してる女学生たちに、坂口安吾の〝桜の森の満開の下〟を読ませても
たぶん「鬼とか出てきて怖い話」で終わってしまうというものですよ。
ポーの〝黒猫〟とか読ませても「不思議な猫の話」で終わってしまうのですよ。
それが本当は何を表しているのか、まで行きません。だいたい。
中には文学に目覚める人もいるかも知れないですけど。いやいて欲しいですけど。
*
解りやすい物語は、軽度の感動を与えます。
解りにくい物語は、理解できる人が少ないほど多くの感動を与えます。
徒に複雑にするのではなく、深みを増すために複雑にせざるを得ないのです。
こういったタイプのSF作品に於いて、複雑な理論や専門知識の数々は
表現方法の一端に過ぎないのです。
……まあ、スタートレックなんかは強いSF要素を基盤にした人間ドラマですけど。
ここにファンタジーRPGという要素も入ってくると、どんどん難解にならざるを得ない。
どちらも〝現実では無理なことをする〟ジャンルなので、
ある程度の妥協も必要ですけどね。
SFというものは、ウソならいいけど間違っちゃダメなんです。
面白くするために架空の粒子を作ったりするのはOKです。
身体を軽くしたら落下速度が遅くなったりしちゃダメなんです。
ゆで物理。
まあ結構間違えてる作品もありますけどね。いいんですよ面白ければ。
*
serial experiments lainについても語ろうかと思ったけど
あればっかは語れそうにないのでやめました。
難解すぎる。
あれこそ〝人を選ぶ〟極地やもしれません。
ゲーム版なんか特に。
オークションで……二万か……。
*
明確な理論を基に魔法の体型を作ることで、よりパズル的な要素を強く出せるのです。
何ができて何ができないか。それらを数値化し、明確な定義に基づいて設定することで、
限定された〝可能なこと〟を組み合わせて〝不可能だったこと〟を実現するという
ロジックが実現するのです。
小説では何度か使っていますが、一つ技を出すたびに数時間考えたりします。
もうわけがわかんないです。自分で自分がわかんないです。
頭脳戦ほど作者の頭がショートするものはありません。
地の文に書いたり台詞として言わせたりしない限り、
作者の考えたことが読者に全て伝わるはずがないのです。
20%わかればいい方です。50%わかれば確実に何かがシンクロしてます。
だからたくさん鏤めます。鏤めまくります。
こうしてどんどん複雑怪奇に!
進みすぎた科学は魔法でしかない。
好きな言葉です。
SFは深く重い精神的なテーマを取り扱ってこそSFだと思うのです。
非科学的事象は、科学の対局ではなく延長なのです。
淀んだ水底の澱のように陰鬱な精神的テーマを
進みすぎた科学の力で切り開いていく――
私の描きたいSF世界はそんな感じです。
ギャグも入れたいので入れますけどネ。
ストレートにアツい物語も好きですが、そういうのはきっと他の作者さんがどうにかしてくれる!
でも最近そんなストレートな物語を書く人はそんなにいませんけどネ……。
何か言いたいことがあるなら、ただ言うだけじゃつまんないです!
そういうものは物語に深く込めて表現するのです!
まあ何が言いたいのかと言うとみんなもっとオリジナル物作ろうぜって事です!
創作の一次発信者は……衰退しちゃいけないんだ……ッ!
ムービーゲーである。
第一部ではキャラゲーとしても楽しめたが、
第二部ではリアルにし過ぎてそういうファンも離れた作品。
第三部ではちょっと持ち直す。
ゲーム性は高いとは言えない。一本道気味なコマンド式RPGで、
テンポはそこまで良くないのでスパーンと敵を倒す爽快感は無い。
ただし戦略性は問われる。
でも、僕はこのゲームにやたら感銘を覚えたのです。
心理学を学んでなきゃ確実に気付けないであろう隠されたテーマ!
それどころか理論物理学はもちろん遺伝子工学やら生化学やら
そんなのまで囓ってないと意味がわからない専門用語!複雑すぎるストーリー!
こりゃライトユーザーは支持しないわ……ってな要素がてんこもりなのです。
いきなり粒子の名前出されたって、それがどういう働きをするか解るはずがないです。
いきなり脳の部位名称出されたって、それが損傷するとどうなるか以下略
もうあれです、〝早くムービー始まらないかな〟状態です。
操作するの戦闘だけでいいよって感じ。いやもう全部ムービーでいいや。
あとU.M.N.やロジカルドライブと言った理論の一つ一つが未来的すぎて笑いました。
たぶん私の作るモノをSFにした一番の原因。
どっちかと言うと、バッチリ万人受けして成功してるモノよりもこういうの作りたいです。
わけわかんない単語萌え。(新ジャンル)
*
スターオーシャン3の話
ムービーが長かったりもするがムービーゲーと言うほどではない。
このゲームの戦闘の楽しさは異常。
たぶんエンカウント式アクションRPGの中で一番楽しい。
あとバトコレのマゾさも異常。
相変わらず今回も星の海には出かけない。
文句無しにキャラゲーでもある。
後々ディレクターズカット版が出た。
PS2で一番好きなRPGです。
わけわかんない単語はそこまで出てこないものの、理論を知ってる方が楽しめるのは確か。
SF入門者向けと言えなくもないかもしれない。
でも衝撃のラストのため、シリーズの中では最も評価が低いわけです。
明らかにSF慣れした人が作ったシナリオなだけに、
SF慣れしてない人にはそのまま捉えられたわけですね。
多次元構造論は基礎の基礎、波動力学とかコペンハーゲン解釈とか
それさえ知ってて当然……なんて、そんな感じで書いちゃうと
作者が本当に伝えたいことはマジで全く伝わらないわけです。
少なくとも上の三つはSO3のラストを理解するのに必要な知識でした。
これは、その具合を落とすと単に物語全般にとっても成り立ちます。
携帯小説で感動してる女学生たちに、坂口安吾の〝桜の森の満開の下〟を読ませても
たぶん「鬼とか出てきて怖い話」で終わってしまうというものですよ。
ポーの〝黒猫〟とか読ませても「不思議な猫の話」で終わってしまうのですよ。
それが本当は何を表しているのか、まで行きません。だいたい。
中には文学に目覚める人もいるかも知れないですけど。いやいて欲しいですけど。
*
解りやすい物語は、軽度の感動を与えます。
解りにくい物語は、理解できる人が少ないほど多くの感動を与えます。
徒に複雑にするのではなく、深みを増すために複雑にせざるを得ないのです。
こういったタイプのSF作品に於いて、複雑な理論や専門知識の数々は
表現方法の一端に過ぎないのです。
……まあ、スタートレックなんかは強いSF要素を基盤にした人間ドラマですけど。
ここにファンタジーRPGという要素も入ってくると、どんどん難解にならざるを得ない。
どちらも〝現実では無理なことをする〟ジャンルなので、
ある程度の妥協も必要ですけどね。
SFというものは、ウソならいいけど間違っちゃダメなんです。
面白くするために架空の粒子を作ったりするのはOKです。
身体を軽くしたら落下速度が遅くなったりしちゃダメなんです。
ゆで物理。
まあ結構間違えてる作品もありますけどね。いいんですよ面白ければ。
*
serial experiments lainについても語ろうかと思ったけど
あればっかは語れそうにないのでやめました。
難解すぎる。
あれこそ〝人を選ぶ〟極地やもしれません。
ゲーム版なんか特に。
オークションで……二万か……。
*
明確な理論を基に魔法の体型を作ることで、よりパズル的な要素を強く出せるのです。
何ができて何ができないか。それらを数値化し、明確な定義に基づいて設定することで、
限定された〝可能なこと〟を組み合わせて〝不可能だったこと〟を実現するという
ロジックが実現するのです。
小説では何度か使っていますが、一つ技を出すたびに数時間考えたりします。
もうわけがわかんないです。自分で自分がわかんないです。
頭脳戦ほど作者の頭がショートするものはありません。
地の文に書いたり台詞として言わせたりしない限り、
作者の考えたことが読者に全て伝わるはずがないのです。
20%わかればいい方です。50%わかれば確実に何かがシンクロしてます。
だからたくさん鏤めます。鏤めまくります。
こうしてどんどん複雑怪奇に!
進みすぎた科学は魔法でしかない。
好きな言葉です。
SFは深く重い精神的なテーマを取り扱ってこそSFだと思うのです。
非科学的事象は、科学の対局ではなく延長なのです。
淀んだ水底の澱のように陰鬱な精神的テーマを
進みすぎた科学の力で切り開いていく――
私の描きたいSF世界はそんな感じです。
ギャグも入れたいので入れますけどネ。
ストレートにアツい物語も好きですが、そういうのはきっと他の作者さんがどうにかしてくれる!
でも最近そんなストレートな物語を書く人はそんなにいませんけどネ……。
何か言いたいことがあるなら、ただ言うだけじゃつまんないです!
そういうものは物語に深く込めて表現するのです!
まあ何が言いたいのかと言うとみんなもっとオリジナル物作ろうぜって事です!
創作の一次発信者は……衰退しちゃいけないんだ……ッ!
・ edit ・