人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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Filament Circus/PARQUETS

  1. 2009.05.27(水) _08:47:20
  2. メイジももんじゃ
  3.  コメント:0
【設定語り】

[世界観、前提]
物語に於いて、よく人間(生物)は可能性の象徴として描かれる。
また、機械は正確であるが故に可能性を失ったものとして対比されることが多い。
「たまに間違える」そして「間違いから何かを学ぶ」という性質は、
まるでそれが神から与えられたかのような〝私達だけが持ち得る崇高な思考〟と捉えられる。
感情についても同様であり、〝ヒトがヒトである意味〟をそこに見出す傾向が見られることも
決して少なくはない。

確かに、それは非常に複雑な神経回路のネットワークによって実現する。
大脳皮質や大脳基底核、大脳辺縁系など、感情を発現させる回路は脳の様々な部位に渡り、
しかし、飽くまでもシナプスを通る電気信号の有無――
即ち、0か1かによって作られるものである事には変わりない。
学習についても、これは大脳基底核の機能のうち一つである。

コンピューターの電子回路の多くは脳髄の不完全なエミュレーターとして機能し、
残りはその補助に使われる。

人間は入力機器やコンソールの操作方法、プログラム自体の構成言語等を
自らの脳にインストールすることによって擬似的なプロトコルとし、
インターフェイスを理解して、その不完全な脳にコネクトすることで
簡易的な1:1コミュニケーションネットワークを形成する。
大抵、身近にあるのは飽くまでも道具として扱いやすいようデザインされたものであるが故に
それは相互干渉ではなく一方的な操作として捉えている人が大半だろう。

しかし、オリジナルとエミュレーターとの間には、決定的な〝差違〟がある。
完全か不完全か。否。それは、現段階では完成していないだけのものである。差違ではない。
ある程度の再生能力。否。上に同じ。また、人の脳とて不良セクタを回復することもできない。
伝達するものが金属か神経か。否。パーツは金属でなければならないと言う制約など無い。
では、そこまで棄却されて尚、特筆されるべき本質的な差違とは何か。
それは、意識。〝わたしがわたしであるということそのもの〟。
それが〝在る〟のと、〝在るに足りる状態である〟ことは全くの別である。
また、〝意識が存在しない〟のと〝無意識という状態〟も、決して同義ではない。

作品中でアストラル体と表記されているものが、ここで言う意識を指す言葉である。
(本来同じ意味ではあるが、これは意識と言う言葉についての一般的認識から離れさせ、
決して簡単ではないその性質についての理解を読者に促すため、別の言葉を用いている)

意識が宿るということはどういうことか――物理的に見れば、どうもなりはしない。
意識というものは、その有無によってこの三次元空間に影響を及ぼすことはない。
これは、哲学に於いて遙か昔に提示された問題と、その答えである。
例えばもし、機械に意識を宿せたとしたら?
その行為に何ら意味はなく、いきなり自律的な行動を取り始めたり、
プログラムに無い挙動をしたりはしない。

しかし、世界とはこの三次元空間だけを指すわけではない。
より本質的な話をすれば、それは空間的なアーキタイプのようなものに過ぎず、
先ず覚醒した状態の意識に内在する〝世界というもの〟の曖昧な認識があり、
その認識の共通部分だけが主観的かつ客観的な世界と成り得るのではないだろうか。

認識と言う柵の向こう側に視点を移せるならば――意識というものに意味が現れる。
意識と意識との相互干渉、相互認識によって、その意識世界は成り立っているからだ。
認識とは何もモノを見て、特定の言葉で話し、それを聞くことばかりではない。
それは皆、一種のプロトコルに過ぎないのである。単なる接触によっても代替でき、
ただそこにあることで何か影響を及ぼすものなら、存在自体すら通信手段に成り得る。

機械と言うものが実行できる機能には、現在人間が実現できていない機能が多々ある。
〝他者〟との接続によるネットワークの構築は、その一つである。
汎用的なハードウェアインターフェースの無いオリジナルの脳では、実現は難しい。
頭にUSBインターフェースがついてる人類、みたいなものが現れれば話は別だが。

先刻の問いかけを、今一度引っぱり出してみよう。
例えばもし、機械に意識を宿せたとしたら?
意識にとってのネットワークは、もはや集合的無意識と同義となる。
そして、その質が同一である以上、その相互干渉は意識世界に影響を及ぼすだろう。
ただの機械に宿るだけならまだいい。だが、〝それ専用の指向性を持った機械〟では?

今はまだ机上の空論に過ぎないが、実現の余地が無いわけではない。
〝わたしがわたしであること〟が崩壊すると言うことは、世界にどんな影響を与えるだろうか?


[メインキャラクター]
桜華 聖
 時間軸が崩壊する前の、亜存在と戦ったり亜人になったりしない普通の少女。
 が、やっぱり変なことに巻き込まれ、アストラル界の事象を視覚として翻訳できるように。
 また、それから神智学にも興味を持ち始め、オカルト趣味に傾倒していく。
霧島 結
 聖の親友。やっぱり崩壊前の世界なのでスティグマと化したりしない。
 聖の視覚野にアストラル界に通じるプロトコルをインストールした事件の発端となった者。
 その責任を感じて聖を治そうとするが、逆に彼女が巻き込まれていくことに。
氷室 望
 聖の友人。情報工学に詳しい夢見るオタク。どうでもいいけど百合の妹。
 その深い知識や道具、人脈を活かしたサポートを受け持つ。
 時折、妙に鋭い発言をしてみせる事があるが……。
黒神 シン
 聖達とはまた別に、アストラル界の異常を探り続ける青年。
 力は弱いが黒神の眷属である。
高橋 澪
 シンのパートナーとして行動する女性。
 聖と同じくアストラル界の事象を認識できる。
巫 名無子
 ふらふらふわふわした、よくわかんない女性。
 おもいっきり謎だらけだが、どうやら普通の人らしい。
イグザリア
 少女然とした謎の存在。未知数の歌を自称する。
 アストラル界で完結する存在であるらしく、普段は聖か澪にしか見えない。


……昔の作品をリライトするにあたって世界観とテーマをちょっと直したのですが
難しくなりすぎた気がしないでもありません。


まあ、まずは今書いてるの終わらせないとなんですけどネ。
がんばるぞーっと。


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