人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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レッゴーラヴリィ変身タイム!/U

  1. 2009.06.16(火) _21:32:28
  2. メイジももんじゃ
  3.  コメント:0
これがランダム再生の底力よ……


ジブリールがPS2とかに移植されないのは
設定上〝健全〟にしようとすると別ゲーになるからですか?

キャラデザはすごい好きなんですけど。
いいじゃんもうRPGで。





多摩地区は雷雨です。(余裕でブログ書きながら

よい子の皆はカミナリが鳴ってる時にパソコンつけてちゃダメだゾ☆


FC版DQ3のトラウマがあるので雷雨時にゲームはあまりしたくないですね。
何があったのかは言わなくても解るようなもの……。
あの効果音が怖い。

あの時代はバッテリーバックアップ機能がすげえ貧弱だったのです。





そういえば昨日いろいろ欲しいもの見つけたのよね。
今から行って買ってこようかな。
雷雨なんてものともしねえぜ! ごめんムリかも!(一行





 歩くのにも疲れたので、荷物を下ろして公園のベンチに座った。
 昔はよくここで遊んだものだが、今はもう安全のためと遊具は撤去され、だだっ広い地面があるだけの空間では遊ぶ子供の姿を見かけることはめっきりと少なくなった。
 時折、主婦が雑談にやってきては「遊んでなさい」と、我が子につけた手綱を放すほどのものである。
 そんなつまらない公園に、一匹の猫が住み着いていた。
 付近の住民が餌をやってしまったのだろうか、猫は暫く前からここに入り浸り、何をするわけでもなく甲高い声で媚びるように鳴いている。
 座っている僕の足にも擦り寄ってきたが、何も貰えそうにないと解ると他の人の所へと行ってしまった。

 その人は、無造作にばらけた白髪をがりがりと掻くと、薄汚れた上着のポケットから何かを取り出して猫に放り投げた。猫はそれを嬉しそうに頬張り、甘えた声を出す。
 彼はそれから、自分の敷地と思われる新聞紙の上に腰を下ろした。
 ああいった生活をしている人でも、取り分を猫にやる余裕くらいはあるのかと、僕は少しだけ感心していた。

 数日後、僕は横断歩道の上に横たわる猫の姿を見た。
 規則的に引かれた白線は、一部だけ赤茶けた色に染まっていて、もう動かない猫は悟りきったような目でその色を見ていた。
 素知らぬ顔をして通り過ぎる人たちの中で、ただ一人、その猫を前にして立ち止まる姿があった。
 先日見たホームレスの老人だった。
 だらしなく口を開き、裂けた腹から内臓の飛び出た猫を見て、彼は後ろに立つ僕に目も向けず一言「美しい」と呟くと、腕を血で汚しながら優しく猫を抱えて、来た道を戻っていった。

 彼は何も語らなかった。
 誰もが触りたがっていた可愛い猫が、誰も触りたがらない汚らしい死骸に成り果て、しかし彼はそれを美しいと言った。
 丸めた背中に汚れたコートを引っかけて、冷たい目をして猫の肉を喰らう彼を、僕は横目で見て通り過ぎた。

 数ヶ月後、彼の姿も見なくなった。
 休みの日に、公園のベンチに一日中座っていた事がある。だが、猫も男もついに現れなかった。
 いつしか彼の住居だったものも撤去され、公園はただ広いだけの地面に戻っていた。
 彼は、自分の最後の表情を美しいと思えたのだろうか。
 今となっては知る由もない。

 ある日、僕は駅のホームの中を不安定に舞う揚羽蝶を見た。
 僕の視界を覆う灰色の中、一点落とされたような藍色は、風のゆくままに流れ続け、そして唐突に現れた貨物列車に弾かれて消えた。
 羽根の切れ端が風に巻き上げられ、どこかに飛んでいく。それを見て、僕の隣に座る草臥れたスーツ姿の男が、「美しい」と呟いた。
 男はふらふらと立ち上がり、その後すぐに、電車に轢かれてぐしゃぐしゃになった。


 騒然とする駅に背を向けて、当て所もなく歩く。
 外に出てみたものの、どうにも気分が晴れない。
 高いビルの屋上の縁に腰掛けて、吹き下ろす風に身を任せてみた。

 ふと目に入った窓硝子に、逆さまになった自分の顔が映り込む。

「――嗚呼、なんて醜い顔だ」

 暗転。


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