人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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(☞三☞´◔‿ゝ◔`)☞三☞

  1. 2011.12.06(火) _17:54:50
  2. メイジももんじゃ
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【memo】

近代寄りファンタジー世界。

“劔(ツルギ)”と呼ばれていたのは、巨大なエネルギー機関《宝珠(オーブ)》から
エネルギーを遠隔供給されて動く手持ち兵器。それを扱う学生たちが主役。
魔物への自衛手段として兵器実践が学習プログラムに組み込まれているのが普通らしい。

主人公Aとその友達Bを含む大勢のパーティで魔物退治の実習に出たところ、
殺害できずとも撃退に成功。A達を含む多くの生徒が功を焦り、それを追い掛ける。
“奴ら”が果たして何故ここに産まれたのか、未だ解らないまま。
追走は悉く失敗している。今回も同じ轍を辿るかと思われた。

しかし、彼らは廃墟の奥、朽ちかけた奇妙な鉄の遺跡に辿り着く。
自分たちの知らない文明の匂いに驚く学生達。
それは電車を待つ、駅のホームだった。しかし彼らには解らない。
看板の文字は読めず、ただ線路があることだけは理解できる。

追っていた魔物はそこにいた。何かを待っているようだった。
全員で戦い、これを倒すと、いつものように死体は消えていく。
しかし直後、“電車が来た”。
蒸気機関に近い技術が発達していた彼らの世界に、こんなスマートな形の電車は無い。
訝しむ彼らの前で、無機質なドアは開いた。

ドアから出て来たのは、奇妙な服を着た人間だった。
草臥れた様子の彼らは、次第に周囲に同化して、やがて陰影だけが残り、薄く解け崩れる。
アナウンスも無く、ぽっかりと不気味に口を開けたドア。
多くの生徒が固唾を飲んで見守る中、AとBは意を決して乗り込む。

中には何人かの人間が既に乗っていて、新たに乗ってきた自分たちには目もくれない。
長いトンネルを抜けて、窓から見えた景色は深夜だった。
そして、自分たちの文明とはかけ離れた世界だった。
彼らにはそれと解らない山手線の車両は、何故か彼らと同じ言葉で次の駅名を告げる。

完全に電気の落ちた新宿駅に降り、電車を見送る。
出ようとしたらゲートのようなもの(改札)に引っかかったが、
人の気配はないので乗り越える。

直後、元の世界にいたのと同様の魔物に襲われ、戦おうとするが“劔”が起動しない。
宝珠の力が失われ、サブ動力の微弱な力しか使えなくなっていた。

なんとか戦っていると、後から駆けつけた武装組織(機動隊か自衛隊か曖昧だった)の
砲撃により魔物は倒される。何がなんだか解らないうちにA達も連行される。
しかし、その先で待っていたのは博士然とした白衣の青年だった。
「ようこそ、異邦の騎士」
彼は貼り付けたような笑みを浮かべる。

科学者Cは元の世界のことを認識しており、A達が何者かも知っていた。
更に劔をこの世界でも使えるように、改造してくれると言う。
渋々だが了承する二人。しかし彼らは魔物知識を持っているため、
前線に駆り出され、魔物とは近代兵器で戦うことになる。
以降、この世界にも魔物が出現し始めた。

二つの世界は、互いが互いの《逃避の場》として成立している。
高度文明化社会に疲れた者が、幻想的な夢を見て――
――戦乱に明け暮れる世を憂いた者が、平和な文明社会の夢を見る。
世界は思念。
集合無意識の根底、根源的意識、イデアの影絵、あらゆる意思の共通認識こそが《世界》。

いつしか両者のバランスは崩れ、
精神的な死と肉体的な死を、それぞれが担うようになっていた。
ここで疲れ果てた者は、A達のいた世界に渡り、規律と軋轢を拒絶する魔物となる。
そして今、地獄は溢れた。

それを理解した頃、“劔”の改造は終わり、実世界に顕現した魔物のボスは討たれた。
溢れた地獄を辿るのは簡単だった。百鬼夜行を遡行すればよい。
二人は元の世界に戻ったが、そこは崩壊の危機に瀕していた。
裏切り者により《宝珠》が砕かれていたのだ。
頼りきっていたエネルギー源を砕かれ、劔を無力化され、
人類は生きる術を無くしかけていた。

しかし、A達の劔だけは問題無く扱うことができた。
彼らが戦う中、ついてきていたCは砕かれた宝珠の研究を始め、
その他メンバーの主力武器は一時的に実弾兵器の数々となった。

宝珠の劣化複製に成功したC達はそれを地球に提供し、
劔を更に強力なものに改造、量産。地球の魔物を殲滅する。

そして今、宝珠を砕いた裏切り者、人間でありながら人間を滅ぼさんとする者との対峙――
その顔は、自分と同じ顔をしていた。
それを見た全員にとって“自分と同じ顔”に見えていた。
それは言う。

「私は光、そして闇。私は私を一とする無限光。すべての意思の代行者。
 滅亡は、人類の総意だ」


夢でした。(目が覚めた)






サダメノハテ、第25話『Nameless Shadow』更新しました。
こちらからどうぞ。


名無子がちょこっと顔を出しました。
虚数領域と情報領域、S.U.N.S.という言葉も正式に出てきて、
本格的に伏線処理の密度が上がって面白い事になっています
(主に書いてる人の脳内メモリが)

第二部に入ってから、なんだか話の難しさが加速度的に増しまくってますね!
最初はもっと日常パート増やしてゆるやかにやろうとしてたんですけどね!
ままなりませんね!

第一部の頃はひじりんによる比較的まっすぐなジュブナイル小説だったのですが、
あの時点で出す予定の情報があまりにも少なかったが故、というのもあるのです。

あと、ちょっと久々に三人称多元描写を使って書いてみました。
視点変更の扱い方、上達してたらいいなー。


ちなみにゲリュオンとは、ギリシャ神話でヘラクレスが紅の牛をパクりに行った巨人の名前です。
そこの牧場の番人にされていたのが双頭の犬オルトロス。ケルベロスの弟ですね。
ヘラクレスを阻止しようとして、棍棒でヴン殴られてヴッ死ろされます。
ゲリュオンも牛盗られてサザエさんばりに裸足で追いかけてきますが射殺されます。
シンプル1500シリーズ THE・いいことなし。

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