人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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メイアルーアジコンパッソ

  1. 2012.05.14(月) _15:15:33
  2. メイジももんじゃ
  3.  コメント:0

フィンランドのミクスチャーバンド、Waltariが1996年に発表した
“Yeah! Yeah! Die! Die! ~ Death Metal Symphony In Deep C”というアルバム。

邦盤は出ておらず、輸入盤すらほとんど市場に出回ってないため、
わりと入手困難(僕もフィンランドから直接個人輸入した)な本作ですが、
試しに探してみたら、およそ充分な音源が見つかったので紹介してみます。



一応8パート(+ボートラ1曲)に分かれているものの、アルバム1枚で1曲という扱い。55分。
あまりこの手の曲を聴き慣れてない人にとっては
イントロが6、7分あるみたいな感じになりますが、そのうち慣れます。
(この動画ではちょっと短くなってるみたいです)



ロックとクラシックの融合というものは古くから試みられてきたことで、
1960年代末にイギリスから流行が広まっていきました。
当初は融合の手法も手探りで、クラシックの名曲をバンドサウンドで演奏したり、
作曲技法を取り入れたり、オーケストラを導入したりと色々なアプローチが為されてきました。
今では“プログレッシブ(前衛的な)ロック”と呼ばれるものに多いです。

特にハードロック・メタル界に於いては
ディープ・パープルがクラシックの影響色濃く、
アイアン・メイデンは一曲の中に起承転結のあるクラシック的展開の大作を多く作り、
そして“ネオクラシカルメタル”としてストラトヴァリウス等が認知され、
その後ラプソディが“シンフォニックメタル”を高次元で完成、
以降、オーケストラの導入は、比較的聴きやすいメロディックメタル系の定番となっていきます。

シンフォプログレのアングラやシンフォニー・エックス、
メロデスではチルドレン・オブ・ボドムなど、メタル初心者にも易しいバンドが多く、
シンフォブラックのクレイドル・オブ・フィルスなども比較的聴きやすいですね。

しかし、シンフォニックなオーケストレーションを“より多く”導入していくに従って、
クラシック寄りの静かな音楽になってしまい、(それはそれでいいのですが)
だいたいメタル・ファンにとって物足りないものになっていってしまうんです。
ある程度いろんなメタルバンドを聴いている人なら、
そんなバンドをいくつも見てきたことだろーと思います。


さて、その点、このアルバムはどうか?

……前述した通り、クラシックとの融合を試みる場合、聴きやすい流麗なメロディを持つ
“メロディック”なメタルが相性がいいわけです。
デスメタルなら、メロディック・デス・メタルという聴きやすいジャンルがあります。

逆に聴きにくく、暴虐性を追求した“ブルータル・デス・メタル”というものもあり、
これはクラシックと融合させるには非常に相性が悪い。
なんせ、静かにしちゃったら、そのジャンルの良さを損なっちゃうんですから。

なんとコイツら、そのブルータル・デス・メタルを、
無理矢理クラシックと融合させちゃったんですねえ!
しかも不自然さが全くない。
決して「静」と「動」でバランスを取る形にしたんじゃありません。
クラシックの「静」とブルデスの「動」がそのままの形で共存してるんです。

普通に考えて絶ッ対に合わない、相性の悪いモノ同士を、
互いに反発させることなく、お互いがお互いを引き立てるように融合させたわけです。
ものすごい技術です。1996年の段階でそれをやってるんですねー。


最初はダークなクラシック、
そこから一気にデスメタルとクラシックが高次元で融合し、
次第にロック、ファンクの要素、さらにはテクノやラップまで飛び出して、
しかしそれらが“代わる代わる”訪れるわけではなく、全部共存している。
もうなんか最終的にお祭り騒ぎです。

聴きこめば聴きこむほど完成度の高さがわかるアルバムでしょう。




邦盤は出てなくても輸入盤に歌詞はついてるので、
あとで頑張って和訳してみましょーか。



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