人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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水戸黄ンドリア

  1. 2013.01.07(月) _06:10:30
  2. メイジももんじゃ
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【いそうでいないマリオの敵キャラシリーズ その一(最終回)】

フサフサ


(完)








 赤く、赤く赫く、指先の石。
 揺らめく焔の様に、迸る血潮の様に、混ざり合う紅蓮、漆黒。
 目を伏せた彼女は、武器も持たぬ、ただの稚い少女は、緘黙して腕を掲げた。忿怒の日、裁きを下す神の如く。

 ――血飛沫が舞い、黒焔が踊った。
 彼女を取り巻く三百の人間が、一斉に殺し合いを始めたのだ。

 幾許かの時が過ぎた。
 阿鼻と叫喚。怒号と叫聲。闘争と不和の協奏、そして狂騒。
 少女が指を下げるまで、地獄は歌い、惨劇は踊った。
 軈て正気を取り戻した彼らの狂乱は、身震わす恐怖となり、大気震わす叫号となる。

「何だ――」

 血に塗れた自らの手に怯え、ざわめきは唸る。吹き集う颯声のように。

「何だ、これは――」

 群衆は、責任の所在を求め、中央に立つ者へ糾弾の声を向けた。
 畢竟、何処でもよいのだ。自らのしたことから、視線を逸らせさえすれば。
 十重二十重、視線が交わる。
 血飛沫に塗れ、目を伏せて立つ、少女の姿に。

「何だ――お前は――!」

 血の色と、焔の色と、同じ色をした指輪を握り締め、
 血の色と、焔の色と、同じ色をした瞳を開く、少女。

「私は、――」



我、地に平和を与えんために来たと思うなかれ。
我、汝らに告ぐ。然らず、寧ろ争いなり。
今からのち、一家に五人あらば、三人は二人に、二人は三人に分かれて争わん。
父は子に、子は父に、母は娘に娘は母に。

  ――ルカによる福音書 第12章51-53節


(A.D.4998)








らくがき

158.jpg

小学生の時の創作に出てきたキャラ。
ダイアモンドの守護石を持つ聖剣士、ディアン。
紀元前およそ500万年ごろ、地球から遠く離れたルクレーン星系第三惑星ジェリアで行われた
未開発惑星管理委員会による進化観察実験プログラム、通称“双竜決戦”(※)テストにおいて、
黒竜神および無と混沌の神ゼロを撃破した“聖剣士”最後の一人。

(※:生体管理ユニットとして配置していた白竜神と黒竜神を互いに争わせることによって、それぞれの庇護下にある知性体の進化が促進されるのではないかという推論を検証するために行われた実験である。数万年をかけて他のテストケースと比較観察した結果、推測は実証される)

頭はいいけど、なんかそれ故に異次元な発想してくる系のキャラ。
ヒロインなのに加入がやや遅い。最初の敵幹部倒したあたりでようやく仲間になる。

白髮+不思議系ヒロインって思えばこの頃からなんですね……。
一周して戻ってきた感じです。





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