人生、それはわからん

最後から二番目の虚妄

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塗り

  1. 2013.07.08(月) _02:12:17
  2. メイジももんじゃ
  3.  コメント:2
講座と言うほどではないのですが、なんとなく。
私がやっている色の塗り方です。誰かの参考になればいいなっと。

使用ツールはSAI。だけ。
スペックがアだから他のツール同時に開けないのです。
たまにフォトショとか併用しますけど。というわけで、SAIオンリーでの塗り方解説。


大きめ画像が多いので続きからどうぞ。


 




線画を用意します。これがなくては始まりません。
今回は塗り方の話なので、鉛筆でヌルッと描いただけのものを使用していますが、
ちゃんと描きたい人はしっかりペン入れしてください。描かなくてもいいです。

……描いてる時のサイズが小さめなのは、PCのスペックがアだからです。
可能ならもっとでっかくして描いて下さい。外縁の粗とかが無くなります。




鉛筆で適当に塗ります。線画が閉じてないから塗りつぶしが使えないためです。
ちゃんとした線画が使える人は、塗りつぶしでパパッと終わらせましょう。

今回は「髪」と「肌」だけで説明しますが、
服や小物なども基本は同じなので。


で、画像だとやってないんですが、
「背景」のレイヤー以外をレイヤーセットに入れとくと後々で楽です。
いや、後から入れることもできるんデスけど。まあ何故かは追々。





影付けは「マーカー」を使います。ここでは同じレイヤーに、透明度保護して直接塗ります。
色の混ざり具合、境界線のぼんやり・はっきり度合などがちょうどいいからです。

手ブレ補正をややきつめにかけてあげると、筆圧の強弱変化もゆっくりになるので、
たとえばこの髪の場合は、下から上に塗るようにすると、
影上部のグラデーション的ななにかが、とても髪っぽくなります。ラクです。

影つけすぎたかな? って思ったら、ベース色で逆側から微調整したり。
この場合は、髪の影の上側からちょっと調整してます。


マーカーの設定はこんな感じ。



濃度60くらい、混色・色伸び30くらいにしとけば、
大抵の影付けに使いまわせます。





肌の影付けも基本は同じです。同じレイヤーに、マーカーで。
後から削るので、境界線はちょっと大きめかな? 程度で。





ベース色をスポイトし、「水彩筆」で境界線を滑らかにしていきます。
ぼかしツールではないです。水彩筆です。

ごく軽い筆圧で、ぐりぐり円を描くように。
滑らかにしなくていいところはやりません。


設定はこんな感じ。



最小サイズは60%、ブラシ濃度を12、3まで下げ、
混色・水分量・色伸び・ぼかし筆圧を25前後にしとけば大体おっけー。





境界をぼかし終わったら、ハイライトを入れます。
光が当たっている部分をテカらせます。特に頬。あとは鼻筋、唇、鎖骨あたりに入ってます。
これも「マーカー」で。やっぱり後から水彩筆で削ります。





水彩筆。
これはベース色ではなく、ぼかしたい部分の色でやると良い感じです。
普通はベース色で、影の部分の近くは影の色で。みたいな。




髪にも同様に、マーカーで光を入れ、水彩筆でぼかします。
髪の毛っぽさを出すために、その上から細いマーカーで、
さらに明るい色の光をちょいちょいと。
水彩筆で適当に微調整。


で、ここからがちょっと説明が難しいんですが、
実は今までの影とハイライトは、いわば
「影(強)」と「ハイライト(強)」とでも言うところで、
これから(弱)を上乗せしていきます。
色に透明感・立体感・空気感などを出すための工程です。
まあ、なんかノリでわかってください。





まず肌の上に新規レイヤーを作り、「下のレイヤーでクリッピング」します。
そしてブラシ濃度10くらいの「エアブラシ」を使って、
白色(255:255:255)で、より広い範囲に光を当てていきます。
感覚的に、ザクザクと。

で、レイヤー濃度を20%~50%程度にして、気が済むまで重ねる。
影も同様です。通常の影色と、あともう少し濃い影色で、気が済むまで重ねる。
厚みを出すためなので、あんまり一つのレイヤーに濃く塗らない方がいいかもしれません。


ここで「頬にチーク(いわゆる紅潮)」をつけてもいいです。
光を乗せていくのと同じ感じで、濃い目のピンク色を。



上の画像は重ね終わったやつですが、



光レイヤーの一つを、濃度100%に戻して「加算」にしてわかりやすくすると、こんな感じ。
だいたいこの線で囲まれたあたりに光を当ててます。




そして影は、このあたりに重ねています。





髪に同じことをやった後。
ぶっちゃけ今回はよーく見ないと違いがよくわかりませんが、
全体にグラデーションがかかったり、髪の質感をちょっとやわらかめにする効果があります。





目の塗り方は各自いろいろあるので割愛。

ついでに線画の微調整などを行なっています。
線画をしっかり描いてた人は必要ないかもしれません。



で、背景以外の全レイヤーを結合して、コピーします。
(レイヤーの合成モードを変えていた場合は、
 全てレイヤーセットに入れて一気に結合すると楽です。
 ていうか最初からやっておくべきだったんですけど忘れてました)
コピーした後は、Ctrl+Zで結合したレイヤーを元に戻しておきましょう。


※地味にこのへんのタイミングで線画の要らない線を削除したりもしています。
 なんとなく気になったので。目の下あたりのがそれ。
 なので、以降そこの線が無くなってるのはあんまり気にしないでいーです。




「クリップボードから新規作成」して、
キャンバスを20%縮小したあとに500%拡大。これで全域にぼかしがかかります。
まあ、縮小率は「ちっちゃくしてから元に戻す」ってことができれば何でもOK。

……全体にぼかしガウスかけるためにフォトショ開くのが面倒だったのです。



で、これをコピー&今まで描いていた絵の一番上のレイヤーにペースト。
お好みで、オーバーレイやスクリーン、加算などにしてください。
今回はオーバーレイの濃度39%にしてみました。
簡単なグロー効果ってやつです。



線画を透明度保護し、適当な色(今回は濃い赤色)で塗りつぶし。Ctrl+Fでいけます。
しっくりくるまで試してください。黒のままでもいいです。

これは塗り方講座なので、線画の描き方はスキップしましたが、
この「主線の色替え」は、本格的にやるなら髪・肌・服などの色に応じて変えるところですが、
まあそこまでしなくてもそれなりに見えます。
でも本格的にやるなら、主線はレイヤー分けしておきましょう。


ついでに、レイヤーセットの上にクリッピングレイヤーを一つ作り、
巨大サイズなエアブラシで、光源の方向を中心に、薄ーいピンクを上からまぶしていきます。
だいたい濃度6~8くらいで、うっすらと。
そして合成モードをスクリーンにすると、暖色系の柔らかい光が当たっている感じになります。

適当な落書きでも、最後にこれをやると
カメラのフラッシュがかかっている感じになるのでオススメ。





これで塗り工程完遂。
服なども全くやり方は同じです。
適当に自分の線画に合わせて、部位ごとにアレンジしてみると良いかも。



edit

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comment

  1. 2013/07/08(月) 07:58:05 
  2. URL 
  3. えたぐろ 
  4. [ 編集 ] 
ほー、なるほど……勉強になる。
完成したイラストからのラーニングは難しいからメイキングはありがたや……!

  1. 2013/07/08(月) 18:38:37 
  2. URL 
  3. ま 
  4. [ 編集 ] 
参考になったなら幸いでありまス!
けっこう工夫してるところが増えてきたので、晒してみたらきっと誰かのやくにたつかも……と思って載せてみました。
でも基礎力が圧倒的に足りてない感あるので、そーゆーところを工夫でごまかすコトばっかり上達してる気がします。よ、よいこはまねしちゃだめなのかもしれない。


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